女性視点が導き出した、避難所の環境改善
高崎市 総務部 防災安全2課
女性視点で浮き彫りになった災害対策とは?
群馬県南西部に位置する高崎市は、古くから交通の要衝として栄え、現在では関越自動車道と北関東自動車道、上越新幹線と北陸新幹線の分岐点になるなど、全国でも有数の交通拠点都市でもあります。
高崎市様では、女性視点での避難所環境の整備や要配慮者への支援など、これまでとは異なる視点での防災対策を実施するため、総務部内に女性職員を中心にした防災安全2課を新設。主に女性向けにさまざまな施策を展開してきました。
その中で顕在化したのが「断水時の入浴」問題です。発災時には、多くの市民が避難所に集まるため、避難所における衛生状況には注意を払う必要があります。断水や下水道の寸断が起きる場合も多く、避難所生活が長期化した場合には、入浴できないことが原因で衛生状態が悪化する可能性が高いため、その課題を早期に解決する必要がありました。
避難所運営に関わる人に向けた運営マニュアルを整備
https://www.city.takasaki.gunma.jp/page/3455.html(公式Webサイトより)
2024年には女性の視点を取り入れた「避難所運営マニュアル女性編」も策定
https://www.city.takasaki.gunma.jp/page/53720.html
少量の水を再生して、多くの人への入浴機会が提供可能に
この課題に対してテルウェル東日本が提案したのがポータブル水再生システム「WOTA BOX」です。このシステムは、排水の最大98%を再生して水の循環利用が可能になるというもので、2人分のシャワーに必要な水を再生すると約100人分のシャワー用の水をまかなうことができます。
少量の水で多くの人にシャワーを浴びる機会を提供できることと、装置の移動や設置が容易であることが評価され、導入が決定されました。導入後は市民への周知を行ったり、市職員がスムーズに運用できるように訓練を行ったりして、災害に備えています。
市民からも「災害時の不安要素が減った」「衛生的に避難生活を送れるのはありがたい」など、高い評価が寄せられています。
お客様の声
今回導入したポータブル水再生システム「WOTA BOX」は、水を再生することで、少量の水で多くの人にシャワーを浴びる機会を提供できることと、移動や設置が容易であることが自治体にとって最適であると思っています。テルウェル東日本が作成したマニュアル動画も職員の訓練に役立っていますし、脱衣テントの組立方法に手間取った際にも、担当者が即時対応してくださって助かりました。今後は適切な運用マニュアルを策定していく必要があるので、引き続きサポートをお願いしたいと思っています。
高崎市 総務部 防災安全2課
課長 古谷かおり様