児童のアイデアを環境に配慮した先端技術で具現化
府中市 政策課 様・協働共創推進課 様
市制施行70周年記念事業で寄せられた児童の課題
東京都のほぼ中央に位置する府中市様は、2024年4月に市制施行70周年を迎えました。少子高齢化や価値観・ライフスタイルの変化に伴い、地域の課題は複雑化・多様化してきています。その課題解決のために、府中市では2014年10月に「市民協働都市」を宣言し、直近の2025年3月には「協働しよう。そうしよう。条例」を施行するなど、市民と行政が一体となった「市民協働によるまちづくり」を進めています。
協働意識醸成のため、市制施行70周年を記念して小学校5・6年生から「ミライをつくるアイデア」を募集しました。「私が市長になったら〇〇をします!」をテーマに集まったアイデアは59を数えます。優秀賞の1つに選ばれたのは「私が市長になったら、暗くて怖い道を明るくて綺麗にします!」というアイデア。児童が感じていた現実的な課題と未来志向である提案を実現するために、市は「価値共創促進事業」という民間団体からの提案を募り、民間企業との協働のもと事業を実現する制度を利用し事業者を募集しました。
児童から寄せられたアイデア

環境に十分に配慮しつつ、児童の思いにも応える
「価値共創促進事業」への提案を決めた テルウェル東日本は、現地確認を入念に実施。府中市様との協議を重ねながら提案の準備を進めました。提案したのは「2Dナイトコンシェルジュ」。これは太陽光を吸収し、電力が不要であることに加え、電気工事の必要もなく、長期間の使用にも耐えうる耐久性を持ち合わせているものです。提案の結果、さまざまな要素を満たしているとして、ご採用いただくこととなりました。
「2Dナイトコンシェルジュ」はデザインの自由度が高いため、小柳小学校の児童にイラスト作成を依頼。児童に寄り添う形で事業を進めました。設置後のアンケートでは「とても明るくなった」「明るくなった」を合わせると73.2 % にもなりました。この結果を受けてテルウェル東日本では、さまざまな自治体に向けて本製品を広く提案していく考えです。

府中市様事業についての詳細は以下をご確認ください
■府中市市民協働の推進に関する条例Webサイト
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/kurashi/shiminkyoudou/kihonntekinakanngaekata/kyodojourei.html
■市民協働・共創促進事業Webサイト
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/kurashi/shiminkyoudou/kyosonomadoguchi/kyoudoukyousousokusinn/R7/R7kdks.html
お客様の声

ご提案いただいた「2Dナイトコンシェルジュ」は、児童のアイデアに対して、最新テクノロジーを活用した解決策でした。それは「ミライをつくるアイデア」の具現化にほかなりません。
児童のデザインを活用できた点も子どもたちと協業して問題解決することにつながりました。防犯面における安心・安全や蓄光という自然エネルギーで環境面への配慮も十分で、ゼロカーボンシティの実現に寄与していただいたと考えています。
府中市 政策課、協働共創推進課 ご担当者様