全国に先駆けて導入された災害対策ソリューション
東京都足立区 危機管理部 防災戦略課 様
災害時に適切な運用を妨げる可能性がある2つの課題とは?

東京都の最北東に位置する足立区様は、23区では3番目に広い面積を持ち、水と緑が豊かで、「活気」と「癒し」が同居する自治体。古くは日光街道の要衝として栄えた伝統あるエリアです。
2025年4月に同区に新設された防災戦略課は、災害対応に関する課題に対してスピード感を持って解決することを目的としています。この課の主なミッションは防災備蓄品の充実と物資受け入れ拠点の整備などです。
足立区様では災害時の対応に関して、2つの課題がありました。1つ目は、災害情報システムの運用について、タブレットやパソコンの使用が前提ですが、庁舎内にあるタブレット端末などを各避難所に持ち込むのは非効率という運用面の課題。2つ目は、電源の確保について、既存の発電機では騒音や一酸化炭素中毒の懸念があるため、使用が限定的という設備面の課題です。
蓄電池と情報通信機材を集約して災害に備える

これらの課題解決のために足立区防災戦略課の担当者様が考案したのが「災害ポータルキャビネット」の設置です。「災害ポータルキャビネット」とは、避難所強化策の1つで、電源を確保するための蓄電池や情報共有のためのタブレット端末など、必要な資機材を集約したキャビネットのことです。
テルウェル東日本は、豊富な商材ラインナップとお客様のニーズに寄り添う現場力によって設置をサポートしました。ユーザーの要望によって柔軟に仕様を決められるのがテルウェル東日本の特長の1つです。
足立区防災戦略課様では避難所の電源確保と情報通信設備の強化を目的として、全国に先駆けて導入を決定しました。まずは避難所となる区立の10の小中学校に先行導入し、今後数年かけて約92校への展開を計画しています。現在はキャビネットを南京錠で施錠していますが、今後は遠隔ロック機能の追加も検討しています。避難所運営のDX化をさらに推進していきます。
お客さまの声

足立区で考案した「災害ポータルキャビネット」をテルウェル東日本に委託したことで、さらにカスタマイズ性の高いものとなりました。テルウェル東日本は、自治体ごとの異なるニーズに対応できるため、「災害ポータルキャビネット」を全国的に展開可能という点で、高く評価しています。
設置を進めながら、足立区職員のみならず、住民の皆様や区立小中学校の教職員への認知度向上を図る考えです。実際に運用に関わる方々が操作方法を習得することで、より強固な情報連携が実現できます。避難所DXの推進において、将来的に検討されている「避難所受付システム」の導入を支える設備として期待しています。