社宅としての利用を終えた団地を再生し、
地域に新たな価値を生む

リノベーション前のNTT社宅団地

リノベーション前のNTT社宅団地

使われていない建物の再生と、その後の地域コミュニティ運営に寄与している成功事例として、(公社)日本不動産学会 業績賞(日本不動産学会長賞/2018年度)を受賞した「ハラッパ団地・草加」プロジェクト。この開発計画の施主となったのがテルウェル東日本です。NTT東日本がかつて利用していた社宅の構造を活かしフルリノベーションを行い、高い稼働率を誇る人気の賃貸物件となりました。

「ハラッパ団地・草加」は、70年代の初めに埼玉県草加市に建てられた、かつてのNTT社宅団地です。その後の利活用の決め手が見つからないまま、社宅の廃止から実に7年が経過していました。というのも、住宅街の中にあって約1800坪という広い敷地にゆとりのある2棟建て、「敷地を最大限に活用し、地域に役立つものを」という思いがあったからです。その思いに応えてくれたのが、「団地を再生して、新たなコミュニティをつくる」という株式会社アミックスからの事業提案でした。

単なるリノベーションに終わらず、
住まう人と育つ仕組み

団地内にある「草加クローバー保育園」、安心して子どもを預けられます

団地内にある「草加クローバー保育園」、
安心して子どもを預けられます

リノベーションは2018年1月に着工、5月に工期を終えました。中庭に大きな芝生広場(原っぱ)、2棟の1階にカフェと育児施設を振り分け、貸し菜園やドッグランを併設し、多くの付加価値のある物件となりました。テルウェル東日本では、これを社長表彰に値する事業として、株式会社アミックスを祝典に招き謝意を伝えました。

部屋の構成は、広い1LDKと可動間仕切りの2DKの2タイプ。子育て世帯からペット連れのシニア世帯まで、さまざまな家族が入居しており、定期的に野菜収穫イベントや敷地内に設置したピザ窯でのピザつくりイベントを行うなど「昔ながらの、顔の見える関係づくり」をテーマに、住民同士や地域との関わりを育てています。

今後も「ハラッパ団地・草加」は、住まう人に寄り添いながら、より住みやすく、より快適に育っていくでしょう。このように、NTTの建物や用地がうまく時代に合わせて変化していけるような仕組みづくりを、テルウェル東日本はパートナーとともに手がけていきたいと思っています。

貸し菜園の「ハラッパ農園」では、親子で土いじりをする姿も

貸し菜園の「ハラッパ農園」では、親子で土いじりをする姿も

テルウェル東日本 社長表彰に臨んだ株式会社アミックス(写真中央/末永社長写真右神林様、写真左高橋様)

テルウェル東日本 社長表彰に臨んだ株式会社アミックス(写真中央/末永社長写真右神林様、写真左高橋様)

お客様の声

株式会社アミックスは、さまざまなコンセプト型住居の建築工事、リフォーム工事から賃貸管理まで幅広く事業展開を行っています。この「ハラッパ団地・草加」は当社でもはじめてとなる大規模なリノベーション案件です。工期を終え、テルウェル東日本さまから社長表彰を受けて、チャレンジした甲斐があったと感じられました。また、管理を委託している株式会社エドボントとともに業績賞を認められたことは何よりの励みとなっています。今後も機会があれば「ハラッパ団地・草加」のようなコミュニティづくりに参画していきたいと考えています。

株式会社アミックス 担当 神林 尚幸様

不動産の利活用のページへ