新型コロナウイルスに対応した新しい働き方の推進
新型コロナウイルス( COVID-19 )の流行により、今までの“当たり前”に大きな変化が訪れました。
私たちは、自主的に行動や習慣を変化させていくことで新型コロナウイルスと共生する社会、すなわち“with コロナ”を実現していく局面にあります。
テルウェル東日本では、そうした感染拡大への対策に加え、中長期的な視点から今後発生しうる非常事態にも順応できる働き方へシフトできるよう情報を発信して参ります。
新型コロナウィルス(COVID-19)の影響
オフィス・働き方の変化
外出・出社の制限、時差出勤、営業時間の短縮、事業所の封鎖 等
オフィス・働き方に対する気づき
在宅ワーク、Web会議、チャット、ペーパーレス、電子決裁 等の
新たな仕事の仕方
これまでのオフィス・働き方
画一性・不変性がある
- 【例】
- 働く場所:オフィス
- 席:固定席・フリーアドレス
- 会議:顔を合わせる
- 稟議・契約:紙に押印
- 情報:紙書類を保管
企業を取り巻く課題
- ●生産性の向上
- ●コスト効率化
- ●ICT化
- ●人材不足
- ●ワークライフバランス
感染症対策(COVID-19)
これからのオフィス・働き方
多様性・柔軟性がある
- 【例】
- 働く場所:オフィスorホーム等複数
- 席:管理が施された座席
- 会議:オンライン上で集まる
- 稟議・契約:電子印鑑
- 情報:電子化で保管
“これからのオフィス・働き方”の実現に向けた5つのポイント
- 運用・ルール
- 柔軟に対応できる方針と
運用ガイドラインの策定
- 空間・場
- 行動変容に対応したオフィスづくり
- 什器・ツール
-
- ・高機能化・専門業務最適化
- ・デジタルワークのサポート
- テクノロジー
-
- ・距離や時間を超えて人や情報をつなぐ
- ・オンラインとオフラインを融合したワークスタイルの加速
- テレワーク
-
- ・健康やモチベーションを維持
- ・ワークライフバランスがとれた
自律的な働き方の実践
さらに、短期的・中長期的な2つの視点で見据え、今後発生しうる非常事態にも順応できる働き方へのステップアップ構想を描くことで、効果的なオフィス投資を期待できます。
スクロール ⇒
*3密:閉空間(換気の悪い密閉空間)、密集場所(多くの人が密集している)、密接場面(互いに手を伸ばしたら届く距離での会話や発生が行われる)
という3つの条件が重なる場のこと
それぞれの視点に沿ってより具体的な取組・施策のポイントをご紹介します。
01
-
新型コロナウイルスと共生するために
【短期的視点】感染拡大の防止
- 感染拡大を防止するよう、通勤形態などへの配慮、個々人の感染予防策の
徹底、職場環境の対策の充実が必要です。
- ●運用・ルール
- ●空間・場
- ●什器・ツール
- ●テクノロジー
- ●テレワーク
感染症の拡大防止に配慮したオフィス・働き方のイメージ
オフィスワーク
1
2
3
4
- 1.運用・ルール
- 出社率の調整
- 2.空間・場
- 3密を考慮したレイアウトの見直し
- 3.什器・ツール
- 飛沫感染防止のソロブース
- 4.テクノロジー
- 入口の検温機器
テレワーク
ホーム
サテライトオフィス
5
- 5.テレワーク
- テレワーク環境の整備
※イラストはイメージで、感染症の対策のすべてを記載したものではありません。
1.安心・安全に出社するための準備はこちら
1.安心・安全に出社するための準備はこちら ⇒ 運用・ルール
- 1.運用・ルール
- 心理的・物理的に安全性を保ち、多様な働き方を選択するために重要となる
“運用・ルール”を整備するポイントをご紹介します。
オフィス編
ポイントの整理
- ①距離をとる
- ソーシャルディスタンス(※)の確保
- 対角配置・横並びによる座席配置の工夫
- サイン等による視覚的な注意喚起
- ※日本経済団体連合会は2mを推奨
世界保健機関(WHO)は6フィート(約1.9m)を推奨
- ②接触を減らす
- 積極的なオンラインミーティングの活用
- 共用部(エレベーターや会議室等)の使用ルールの設定
- ランチタイムの分散
- ③清潔を保つ
- 換気ルール(時間・回数)の設定
- 衛生ルールの設定
- 清掃ステーションの設置
- ④健康を保つ
- 入室時の体温チェック
- 手洗い・消毒・マスク着用の奨励
- 接触履歴追跡
働き方編
ポイントの整理
- ①出社ルールを定める
- 出社率の設定
- 時差出勤の導入
- 業務による出社制限
- 業務整理の実施
- ②在宅勤務ルールを定める
- ON・OFFを切り替える
- 自律的な働き方を実践する
- 意識的に休憩をとる
- ホーム内ABW(※)を実践する
- ※ABW:「Activity Based Working(アクティビティ・ベースド・ワーキング)」の略。「時間」と「場所」を自由に選択できる働き方のこと。
- ③コラボレーションを維持する
- 定期的にミーティングを行う
- 人や社会との繋がりを保つ
2.「3密」防止に対応したオフィスレイアウトの見直しはこちら
2.「3密」防止に対応したオフィスレイアウトの見直しはこちら ⇒ 空間・場
- 2.空間・場
- 感染拡大防止を意識したオフィスレイアウトを構築する上で重要な
3つのポイントをご紹介します。
距離の確保:ソーシャルディスタンスを確保した座席の配置
ポイントの整理
- ①一定の距離(※)を保った対角配置
- 互い違いに座ることでソーシャルディスタンスを確保
- 従来の配置から席を間引くだけなので、取組みやすい
- 仕事中のコミュニケーションに支障がでにくい
- ※日本経済団体連合会は2mを推奨
世界保健機関(WHO)は6フィート(約1.9m)を推奨
- ②対面を避けた背面配置
- 対面を避ける配置で飛沫感染のリスクを低減
- 後ろの座席との距離の確保やパーテーションが必要
- 少人数のチーム等におすすめ
- ③一定方向を向いた横並び配置
- 対面を避ける配置で飛沫感染のリスクを低減
- 横の座席との距離の確保や仕切りが必要
- 作業に集中しやすい
密集・密接の回避:ICTの活用によりオフィスの人口密度を最適化
ポイントの整理
- ①位置情報の可視化
- GPS、センサー、カメラなどを利用し、位置情報を取得
- 位置情報のリアルタイムな情報を可視化
- 社員の滞在/移動状況を分析&フィードバックし行動を最適化
- ②ホテリング
- ホテリングとは、ソーシャルディスタンスを確保したワークポイントを指定し、出社の必要がある人が予約して利用すること
- 利用箇所の限定によりオフィス利用の密度を管理できる
- 利用者の特定により感染者が発生した場合の経路を辿れる
- 「いつ」「どこで」 「だれが」仕事をしていたのかを明確にすることが安全・安心の第一歩
動線の明確化:対面や接触による感染拡大リスクを低減
ポイントの整理
- ①メイン動線
- グラフィックやサインで動線の明確化
- 収納庫や植栽でデスク島と通路を分離
- オフィスへの入口・出口を区別し運用
- ②分散・利用エリアの制限
- コピーコーナー、リフレッシュエリアなどのマグネットスペースは分散して配置
- 部門単位で執務エリアを決めて利用し、利用状況の把握
- フィジカルディスタンスを保てる十分なスペースを確保
3.オフィス内での簡単な感染拡大防止対策はこちら
4.ICTの活用によるデジタルワークのサポートはこちら
4.ICTの活用によるデジタルワークのサポートはこちら ⇒ テクノロジー
- 4.テクノロジー
- オンラインとオフラインを融合し、ワークスタイルを加速させるテクノロジーをご紹介します。
情報・状態の可視化:目には見えない情報をデータとして共有する
ポイントの整理
- ①社員の健康状態の把握
- 体温センサー、カメラ等を用いてオフィス入口で体温を測定
- 予め一定のボーダーを設定することで、感染リスクが高い人の選別が可能
- データとして保管することで健康管理にも役立てる
- ②オフィスの稼働状況の可視化
- 位置情報の取得によりオフィス内の密度を管理
- フロアや時間毎の稼働状況を分析することで行動の最適化が可能
- また、動線を記録しておくことで行動履歴が残せる
- ③各自の活動状況の視覚化
- ワークプレイスが分散される中、コミュニケーションをとる上での配慮を高める
- 無駄な連絡を減らすことで、業務効率を高める
サーモカメラのおすすめ商品
❶ EG-KEEPER
■ EG-KEEPERとは
最先端AI技術を用いて、瞬時に顔認識と体温測定、マスクチェックを行う装置です。
POINT1
超高速認識 ※2020年9月時点業界最速クラス
- ・顔認識 :0.1秒で識別
- ・顔の傾き:最大30度まで検知可(左下の赤枠写真「体温異常」の写真参照)
- ・体温測定:0.3秒
- ・体温測定精度:±0.2℃
- ・温度測定 :0.3秒以内
- ・枠色と音声で分かりやすく結果を表示
【凡例】
緑 :体温正常・マスクあり
黄色:体温正常・マスクなし
赤 :体温異常
- ■ その他も機能が充実
- ・装置単体で3万人の特徴点データ登録が可能
- ・性別、年齢、メガネ、帽子、ヘルメット等の検出や表情認識(怒り、喜び、悲しみ、驚き等)も可能
- ・可視光、ならびに赤外線対応で写真などによるなりすまし防止
- ・スタンドアロン(本体のみ)での利用可能
- ■ こんなところにオススメ
- ・人通りが多い施設:高速測定により、検温行列を回避
- ・不特定多数の方が利用する施設:顔の認証登録がなくてもマスク着用のチェックが可能
- ※アミューズメント施設、大学、イベント会場等への導入実績あり
❷ D-Sign Clean(ディーサインクリーン)
■ D-Sign Cleanとは
赤外線による体表温度測定機能だけでなく、消毒液の自動噴霧機能及びタッチパネルサイネージにより1台3役で感染拡大を防止する装置です。
POINT1
赤外線IRセンサーによる体表温度測定機能
- ・サイネージ右に付いているセンサーで上下60度、20~80㎝の範囲の温度を測定
- ・自動で複数回測定する設定で、検温精度アップ
- ・事前の設定により、測定した体表温毎にLEDランプの色でお知らせするアラート機能
- ・ディスペンサー容量:1ℓ
- ・噴霧量:0.5㎖(約2,000回分)
POINT3
操作しやすいタッチパネルディスプレイ
- ・ディスプレイサイズ:21.5インチ Full HD
- ・USBメモリを用いて動画・静止画に関わらず多様なコンテンツを表示可能
- ・OSはAndoroidなのでユーザビリティが高く、タッチパネルで各種設定も楽々
- ■ その他も機能が充実
- ・勤怠管理:通用口に設置し、サイネージの前を通過することで出退勤の時間をデータベース化
- ・個人やグループの管理:サイネージの前に立つと個人・グループ等のタスクやスケジュールを表示し確認可能
- ■ こんなところにオススメ
- ・企業や施設の受付:無人でもサイネージによる検温や消毒の注意喚起が可能
- ・入室時の検温が必須な施設(病院等):印刷機能(オプション)により入室手続きの際に検温結果を確認可能
❸ uniview(ユニビュー)
■ univiewとは
AI技術が顔認証をサポートし、赤外線センサで測定した手首の体温をリアルタイム表示する装置です。
- ■ こんなところにオススメ
- ・企業や施設の受付:無人でもサイネージによる検温や消毒の注意喚起が可能
- ・入室時の検温が必須な施設(病院等):印刷機能(オプション)により入室手続きの際に検温結果を確認可能
- ※医療機器ではないため、100%の精度ではない旨、ご了承くださいませ。
- ・顔認識速度:0.2秒
- ・顔認証登録数は10,000人
- ・マスク着用者の顔認証もサポートし、未着用者には音声にて注意喚起
- ・ログ保存件数:30,000件
- ・保存内容:スナップショット時刻+写真情報+顔の一致度+体温
- ・専用ソフトで各種データのイン/エクスポートが可能
- ・体温測定精度:±0.3℃
- ・手首は袖の中にあるため、特に冬場は額よりも正確に測定可能
- ・柔軟にセンサーにかざせるため、測定がスピーディ且つ簡単
- ■ こんなところにオススメ
- ・企業や施設の受付:無人でもサイネージによる検温や消毒の注意喚起が可能
- ・入室時の検温が必須な施設(病院等):印刷機能(オプション)により入室手続きの際に検温結果を確認可能
- ※医療機器ではないため、100%の精度ではない旨、ご了承くださいませ。
❹ AI Office Base(エーアイオフィスベース)
■ AI Office Baseとは
健康管理×三密防止×セキュリティをクラウドで一括管理することで、「管理者が(現地に)いなくても運用できる新しいオフィスの仕組み作り」を支援するオフィス向けクラウドサービスです。
スクロール ⇒
POINT1
オフィスのさまざまな情報をクラウド管理する
ことにより「管理者(現地)不在」でも運用可能
- ・従業員の健康管理やオフィスの密度状況
- ・セキュリティをクラウドで管理可能
POINT2
【健康管理】AIを活用した
マスク着用検知や体温測定
- ・個人差がある基礎体温を予め設定しておくことで、異常の発見をスムーズに
- ・自動でマスク着用を検知
- ・体温測定精度:約±0.4℃※環境により多少誤差が生じます。
POINT3
【三密防止】混雑状況や
オフィス稼働率の見える化
- ・リアルタイムでオフィス内の混雑状況を可視化
- ・ログを基に稼働率を分析
- ・曜日/時間帯別の混雑予測
POINT4
【セキュリティ】顔認証(非接触)で
スマート入退室管理
- ・世界最高レベルの顔認証技術を使用した「非接触」による本人認証を実現
- ・拠点やエリア、時間ごとにアクセス権限の設定が可能
- ■ その他も機能が充実
- ・勤怠管理 :入退室管理と同時に勤怠データが取得でき、分散化したオフィスでも一元管理・集計が可能
※他社システムも連携可能
- ・在席管理 :誰がどのオフィスにいるのか、いつ出勤したのか、などを即時に把握できるので、万が一社内でコロナ感染が発生した場合でも、
接触者の特定が容易に可能
- ・ワンタイムパス:来客者に対して、スマホから送られた顔写真でワンタイムパスを発行。カードの貸与や入室カード等の記入が不要なので、
総務担当がリモートでも対応可能。
❺ ドーム型サーマルカメラ検温システム
■ ドーム型サーマルカメラ検温システムとは
カメラ前に立ち止まることなく複数人を同時に測定することが可能なので、大人数での出入りが多い場所への設置に適したシステムです。
POINT1
超高感度温度センサーを用い、
立ち止まることなく発熱者を検出
- ・複数の人数が同時に立ち止まることなく、非接触で測温可能
- ・設定以上の温度を検知した場合、アラーム発報及び画像アラートによる監視者への即時通報が可能
- ・測定温度誤差±0.5℃
- ・2つのレンズで、サーマル映像と通常のカメラ映像を同時に撮影
- ・解像度:400万画素
- ・画角:水平画角84° 垂直画角44.8°
- ・天井設置
- ・モニター設置
- ・スタンド設置
- ・台座設置
- ■ こんなところにオススメ
- ・多数の方が利用する施設(オフィス・ショールーム・工場等):カメラ前に立ち止まることなく複数人を同時に測定可能
オンラインの活用:社内外のミーティングをオンラインで開催することで接触機会を減らす
ポイントの整理
- ①Web会議ツールの活用
- お客様や社員同士の打合せをオンラインで実施することで、接触感染のリスクを低減
- 移動時間を短縮できるので効率化が期待できる
- 遠方地との会議では旅費の削減にも繋がり、移動制限がかかっても滞りなく業務遂行可能
- ②デジタルリテラシーの向上
- e-ラーニングやウェビナーなどにより、デジタルワークのノウハウやマナー、ツールの使い方を向上させる
- 社内での会議(チームミーティング等)にも積極的にWeb会議を導入することで「オンライン慣れ」を目指す
- デジタルワークに対応するサポート窓口の設置
5.どこでも働ける環境づくりはこちら
5.どこでも働ける環境づくりはこちら ⇒ テレワーク
- 5.テレワーク
- 様々な場所で働けるように環境を整備しておくことで
感染対策・多様な働き方を実現するためのポイントをご紹介します。
テレワーク環境の整備:ワークプレイスの拡大に伴い揃えておきたいツール
ポイントの整理
- ①OA環境
- テレワークを行う上で必須のPCは、持ち運びに便利な軽いモデルがオススメ
- Web会議を想定してカメラやヘッドセットもあると便利
- ②リモート接続環境
- 手元の端末にオフィスPCのデスクトップ画面を呼び出すことで、普段と同じPC環境で仕事が可能
- 社内データを持ち出さないのでセキュリティ面でも安心
- ③在宅勤務時の什器・ツール
- 姿勢や照明等の働く環境を整えることにより、快適なワークスペースを構築
- 家でもオフィスと変わりない生産性を発揮できる
- 肩凝りや腰痛の身体的ストレスを軽減し健康的に働く
在宅勤務の課題:家ならではの仕事のコツ
ポイントの整理
- ①ヘルスケア
- 同じ姿勢で長時間続けるのは体にも負担なので、こまめに姿勢を変える
- 歩きながら考えたり、立ったまま作業するのもおすすめ
- 仕事モードのON/OFFを切替え、軽い運動を心がける
- ②在宅勤務をより良くするコツ
- 集中力持続には、ポモドーロテクニック(※)の導入
- コミュニケーション不足には、雑談タイムの導入
- デジタルワークに適した仕事の進め方やコツは、シェアする
- ※ポモドーロテクニックとは:短時間の作業と休憩を繰り返すというシンプルな方法ながら、集中力を保つことで生産性を挙げる時間管理術。ちなみに、「ポモドーロ」とはイタリア語で「トマト」のことで、発案者の作家が愛用していたトマト型のキッチンタイマーが由来。
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変化に強く革新的な組織を目指すために
【中長期的視点】新しい働き方の推進
- さらに、中長期的な視点でこれからのオフィス・働き方について考え
柔軟性・多様性を拡げることで個人を尊重し、
生産性を向上させる働き方の実現を目指すことが重要です。
※本ページに記載の対応策について、2020年7月時点において感染症拡大リスクの軽減効果として疫学的な保証はなく、
これらによって生じたいかなるトラブル・損失・損害について当社は責任を負うものではありません。