大型児童館の利便性向上と、
有事の際の通信環境が課題

近隣の子どものほか、県内外から訪問する利用客も多い

近隣の子どものほか、
県内外から訪問する利用客も多い

テルウェル東日本が指定管理事業者として管理運営している施設の1つが「茨城県立児童センターこどもの城(以下略、こどもの城)」です。「こどもの城」は大洗海岸に近く、自然のロケーションに恵まれた、茨城県下でも有数の大型児童館です。宿泊施設やキャンプ場、アスレチックなどの設備を備え、どんな人でも利用できることから、ファミリーでの旅行や団体の日帰り研修などにも重宝されています。

NTT東日本と茨城県とが「Wi-Fi環境の整備促進に関する連携協定」を結んだのは2018年8月のこと。その当時まで「こどもの城」にはWi-Fi環境がなく、導入を検討するもコスト負担がネックとなって棚上げになっていました。観光客も含めて施設利用者の利便性を向上させること、有事の際の通信環境を整備すること、コストを抑えつつそれらを同時に叶えることができたのが、テルウェル東日本のWi-Fi自動販売機のスキームでした。

自然と地域、ICTをミックスして
子どもたちの学びの場を充実

「こどもの城」の指定管理事業者として参入して、まずWi-Fi環境の整備をするため、2019年4月にWi-Fi自動販売機を設置しました。導入の際には、アクセスポイントの設置場所に特段の注意を払いました。児童にとってより良い環境を提供するため、宿泊棟において携帯ゲームなどに没頭することのないよう配慮しています。

なお、この自販機は同年8月に東日本エリアに設置している自動販売機の中でも最多売上を記録しており、「こどもの城」の来場者に沢山ご利用いただいております。

Wi-Fi環境を整えたことで、ICTを活用した学びとしてドローン教室を開催することができ、参加者から「上まで飛ばして俯瞰から撮影することができて感動した」などの声が寄せられる人気イベントとなりました。

また、イベント情報や施設で働くスタッフ紹介などをサイネージで配信するなど、利用者に親しみやすく安心して過ごせる取り組みも行っています。今後はさらに、IoTによる利用者動向などを把握しながら、自然との触れ合いとICTの学びの両立を目的としたイベントの開催や、タイムリーな情報配信などを推進していきます。

ドローン教室の様子

ドローン教室の様子

子どもに人気のキャラクターをラッピングした自動販売機(左)

子どもに人気のキャラクターを
ラッピングした自動販売機(左)

施設担当者の声

館内に設置したサイネージと子どもの城所長 森田 聡 様

館内に設置したサイネージと子どもの城所長 森田 聡 様

敷地内でWi-Fiが使えるようになって、これまでは小学生の利用が多数を占めていた施設にも中学生の利用が増えてきました。教育現場において中学生の居場所づくりは課題の1つなので、おかげで本当に嬉しく思っています。利用者の様子からは、TwitterなどのSNSで子どもの城を紹介してくれる機会が増えているようです。私たちとしても、宿泊状況や館内の様子などをタイムリーに発信するなど、利用者の利便性向上に役立てています。同時期に設置したデジタルサイネージはイベント情報やスタッフ紹介を流すなどしていますが、有事の際の避難誘導にも活用できそうで心強く感じています。

茨城県立児童センターこどもの城
所長 森田 聡 様

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営業企画部 営業企画部門
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